新型GR-B300のシームレスな一体感のある造形は、次世代航空機の有機的なフォルムをモチーフに、ケースからストラップにかけて滑らかに面を連続させて形作られたもの。奥行きのある3Dダイアルや、6と12をアラビア数字とした航空スタイルの大型インデックスも、パイロットウオッチに重要な瞬時の視認性確保に貢献している。メタルリングとベゼルの稜線を外側に置くことで、ケースを小型化しながらワイドフェイスを実現した点も特筆すべきだろう。そしてカラーリングは、ブラックとホワイトのハイコントラストな配色を基本に、コックピット計器の夜間照明灯に多用されるレッドと、HUD(ヘッドアップディスプレイ)の表示色をイメージしたブルーのバリエーションが用意されている。
↑ダイアル表示でユニークなのが、9時位置のディスク針だ。ジェットエンジンのタービンのようにも見えるデザインで、それを分解したのが上の写真。針が回転するかわりにメタル部が回り、その下に3枚のプレートが格納されている。
↑このディスク針はアラームのON/OFF機能やストップウオッチなどの回転表現に加え、バッテリーインジケーターとしても機能するなど、モードごとに連動した役割を持つ。デュアルコイルモーターによって変幻自在に回転する様子は、見ているだけで楽しい。
↑6時位置のサブダイアルに、メイン時分針の時刻表示とは異なるタイムゾーンの時刻を表示できるデュアルタイム機能を搭載。その右上の小さなダイアルは、12時間制のデュアルタイム表示が昼か夜かを示している。都市設定は専用アプリで簡単に行えるほか、右上ボタンを3秒以上押し続けるだけでメイン時刻とデュアルタイムを入れ替えることも可能だ。
↑パイロットがグローブを装着したままでも押しやすいよう大型ボタンを採用。右上ボタンには、注意を喚起するコーションマークをイメージさせるアンチスリップデザインが施される。ボタン下のガードをなくすことで操作性も向上した。
MASTER OF Gは開発段階で、過酷な現場で働く人たちに使い勝手や機能面の要望をヒアリングし、リアルに役立つプロ仕様に仕上げられているのが特徴だ。1993年のフロッグマンを起点に“海”から始まったMASTER OF Gの歴史は、そのフィールドを陸と空に広げ、特殊な機能やデザインを備えたモデルを展開してきた。“陸”のジャンルでは、2023年にはマッドマンとマッドマスター、2024年にレンジマンがそれぞれ新世代に移行。“海”でもフロッグマンが2021年に、さらにMR-G フロッグマンも2023年に登場。
Breitling時計スーパーコピー最近4年間は“空”に新しい動きがなかったが、新型グラビティマスターGR-B300の登場で、ついに陸・海・空の新世代モデルが出揃った。いままさにMASTER OF Gは進化のピークにある。
陸:高度なメタル外装を手に入れた「マッドマスター GWG-B1000」
デジタル表示のマッドマンに対して、同じくマッドレジスト構造を備えたアナログとデジタルのコンビ表示がマッドマスター。2023年に登場したマッドマスターGWG-B1000は、従来の堅牢性と実用性を継承しながら、金属による高い質感と腕なじみのいいサイズ感を追求したフラッグシップモデル。カーボン繊維強化樹脂ケースと、高精度な鍛造成型技術であるMIM(メタルインジェクションモールディング)によるメタル素材を融合したハイブリッドな外装に、トリプルセンサーとスマートフォンリンクを搭載して機能性を高めている。
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