ジラールペルゴは、日本では知名度は低いブランドですが、世界で初めて腕時計を自社で一貫生産したメーカーです。
また、1791年スイスのジュネーブでの創業以来、220年以上の歴史を持ちます。
その創業年数はブレゲに次ぐ歴史の長さです。
今までジラールペルゴをご検討いただいたことがない方は、ぜひこの機会に興味を持っていただけますと幸いです。
長い歴史を持つジラールペルゴの中でも「ロレアート」は代表的なモデルであり、多くの方から支持されています。
クォーツショックの真っ只中である1975年にクォーツ式の初代ロレアートが登場したのが始まりです。
1995年以降には機械式ロレアートの製造など、幾度ものモデルチェンジを重ねましたが、大ヒット作とはなかなかなりませんでした。
しかし、2016年にジラールペルゴ創業225周年を記念して限定復刻したモデルが人気となり、その翌年に定番モデルとして生産が継続されることになりました。
初代ロレアートの特徴を残しながらもラグジュアリースポーツウォッチとして、現在も愛されている腕時計です。
ラグジュアリースポーツウォッチは頑丈なステンレススチール素材をはじめ、ラグと一体化したストラップ、エッジを立たせた仕上げなどが特徴で、ロレアートもラグジュアリースポーツウォッチの特徴である一体型ケースのデザインを持ちます。
また、他のラグジュアリースポーツウォッチにも多い、オクタゴン(八角形)ベゼルも健在です。
ベゼルはイタリアのフィレンツェにあるサンタ・マリア・デル・フォーレ大聖堂の天窓がモチーフとなっているようです。
この時計を手に入れたならば、いつか大聖堂へ訪れたくなりそうです。
小さなピラミッド状の突起が並んだ「クル・ド・パリ」の文字盤も目を惹きます。
立体感を持ち、光の反射を抑え、視認性を高めています。
また、直線的なエッジと曲線的なラインを組み合わせたケースやブレスレットには全体的にサテン仕上げを施しています。
ブルーの落ち着いた文字盤の色味も合わさり、高級時計らしい上品さを感じさせる腕時計です。