神秘的な輝きを放つアベンチュリンガラス
ユリス・ナルダンの最新作となる「マリーン トルピユール ムーンフェイズ アベンチュリン」&「ダイバー スターリーナイト」は、文字盤にアベンチュリンガラスを使っている。アベンチュリンは13世紀、ガラス工房が集まるヴェネチアのムラーノ島で、ある職人が銅の粉を溶けたガラスの鍋の中に落としてしまったことがきっかけとなり、偶然の産物として発見された。内包された金属片がキラキラと神秘的に輝くことが特徴だが、壊れやすく腕時計のパーツとして成立させることが難しいため、ごくわずかなブランドしか採用できていない。ユリス・ナルダンでは、2022年にブルーアベンチュリンで装飾したプレートを用いた「フリーク X アベンチュリン」をリリース。その高度な技術で、今回はアベンチュリンの文字盤に成功している。
人気のマリーンに300本のみ限定仕様が誕生
ユリス・ナルダンは19世紀から20世紀にかけて船舶用クロノメーターの製造を行っており、50以上の海軍や測地研究所、天文台で使用されていた。それらの史実や安全な航海の貢献を踏まえて、新時代のクロノメーターとして2007年に生み出されたのが、フランス語で魚雷(トルピユール)の名を冠する「マリーン トルピユール」である。その新バリエーションとして、アベンチュリン文字盤の「マリーン トルピユール ムーンフェイズ アベンチュリン」が登場した。
本機は6時位置にムーンフェイズディスクが配されており、夜空のように輝くアベンチュリン文字盤上に月が姿を見せる、優美でロマンチックな演出が見どころのひとつ。同軸上にはスモールセコンドを、対となる位置にパワーリザーブインジケーターをレイアウトし、デザインバランスの美しい文字盤とした。ポリッシュとサテンで仕上げ分けされた42mm径のステンレススチールケースには、ユリス・ナルダンが設計から組み立てまで行うマニュファクチュールムーブメント「キャリバーUN-119」を搭載。合成ダイヤモンドの融合で強化したシリシウム製のヒゲゼンマイと、ダイヤモンドシル製のガンギ車およびアンクルを備えており、耐摩耗性や耐衝撃性の向上が図られている。なお本機は300本のみの限定生産で、フォールディングクラスプが付いた文字盤と同色ネイビーのアリゲーターストラップがセットされている。
参考記事:
http://www.bluek.co.jp/
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