加えて、多軸トゥールビヨン特有の奥行き方向への回転もしっかりと見せるため、MP-13 トゥールビヨン バイ-アクシス レトログラードは、文字盤上の6時位置を開放し、そこをサファイアクリスタルで覆った点もウブロの凄まじさを物語っている。
ダイヤモンドに次ぐ硬度をもつサファイアクリスタルを、このような複雑な形に成形できるのは、
OMEGAスーパーコピー同素材を長年扱い続け、高いノウハウを蓄積してきたウブロならではだ。裏蓋側も同様にトゥールビヨンのスペースを作るためにサファイアクリスタルが大きく盛り上げられているが、こちらも一体成形だというから驚きだ。
ウブロの2軸トゥールビヨンを魅せるための工夫はこれだけではない。時分表示にレトログラードを採用したのも、おそらくは特定の時間で針がキャリッジを隠すことがないように、という配慮ではないか。再三になるが、多軸トゥールビヨン自体は決して新しいものではない。しかし、多軸トゥールビヨンを見せることにここまで気を配った時計は、本作が初めてだろう。
あまりにもインパクトの強いビジュアルをもつが、その中身は驚くほどに合理的。そんな同作の設計思想は、レトログラードに付き物な故障を防ぐために、針合わせ時の逆方向への移動を禁止した点にも良く現れている。
なお、これだけの凝ったトゥールビヨンをもちながら、さらに2本の針を動かし、時針をジャンプさせなければいけない同作のムーブメントはトルクの消費が大きいはずだ。しかしMP-13 トゥールビヨン バイ-アクシス レトログラードのパワーリザーブは約96時間もある。これも「ビッグ・バン メカ-10」や「MP(マスターピース)」コレクションなどで超ロングパワーリザーブを追求してきたウブロだからこそ成せる技だ。
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